「Fisherman's Sweater」
フィッシャーマンセーターで有名なアラン編みの逸話。
アイルランドにあるアラン諸島で15世紀頃には誕生し、海に漁へ向かう旦那の為に妻娘が丹念に編んだニットで、編みの模様は日本で言うところの家紋の様な意味合いがあり、万が一海で死んでも身元が分かる、、、本当であれば美しいストーリーですがこれは作り話のようです。
ただ、作り話であったとしてもそのような逸話がしっくりし、人々に愛されているニットであることに変わりはありません。男子の洋服選びにおいて、そのモノに対する逸話やサイドストーリーは食指が動く要因の大きな一つです。
定番と呼ばれるファッションアイテムに纏わる逸話には作り話も多いですが、たとえそれがウソだとしてもそのストーリーが美しく、そのモノにフィットしていれば何も問題ないのではないかと思います。逆にその作られた物語が完成してしまう魅力がそこにはあるはずです。
真実を知ることは大事ですが、何を信じるかは人それぞれです。
リアルにフィッシャーマンが着用していたセーターはガンジー編みのタイトなニットが多かったようです。
Cable Knit Cardigan - NORTH COUNTRY
Turtleneck Sweater - HIGHLANDS